「Temu(テム)って、国内発送って書いてあるけど本当にすぐ届くの?」
SNSやYouTube広告で Temuを知ったものの、「海外通販=遅い・関税が心配」というイメージが拭えず、カートに入れたまま躊躇している人は多いはず。
しかも “国内発送” と表示されている商品と、そうでない商品が混在していて、「結局どれが早く届くの?」「関税はかかるの?」と疑問は深まるばかり…。
知らずに注文して、到着が遅れたり追加料金を請求されたらイヤですよね。
そこで本記事では、Temuの「国内発送」の仕組みからメリット・注意点、さらには見分けるコツや送料のリアルデータまで、初心者にもわかりやすく解説!
読み終わる頃には、「もう迷わず買える!」状態を目指します。
Temuの「国内発送」とは?ざっくりやさしく解説
まず前提として、Temuは中国系の越境ECアプリです。多くの商品は中国本土や東南アジアの工場・倉庫から発送されますが、一部の商品は日本国内の倉庫を経由して届くため、アプリ上で「国内発送」のラベルが付く仕組みになっています。
この “国内発送” 表記がある商品は、関税リスクや配送遅延がほとんどない点が魅力。ただし、すべての商品が対象ではないため、しくみを理解して商品ページで確認することが大切です。
Temuの商品はすべて日本国内から届く?
答えはNO。Temu全体のうち、国内倉庫から発送される比率はまだ限定的です。家電小物・アパレル・雑貨の一部が国内在庫を持ちやすいジャンルと言われています。
「国内発送」と表示される条件
Temu側が日本向け販売量の多いアイテムをピックアップし、千葉・神奈川・大阪などの国内倉庫に事前搬入した場合のみ “国内発送” ラベルが付きます。販売者の倉庫が中国にしかない商品は、海外発送のままです。
実際にかかる配送日数の目安
国内倉庫 → 日本の配送会社(佐川・ヤマトなど)という流れになるため、注文から最短2〜4営業日で到着するケースがほとんど。海外発送(7〜15日)と比べると体感で半分以下のスピードです。
国内倉庫発送と海外発送の違い
- 通関の有無:国内倉庫品はすでに通関済み/海外品は日本到着時に通関
- 追跡番号:国内品は日本国内配送会社の番号が即時発行/海外品は中国側番号→日本側に引き継ぎ
- 関税リスク:国内品は実質ゼロ/海外品は購入額や重量によって徴収の可能性
「国内発送」と「国内配送」の混同に注意
Temuのヘルプを読むと、“Ships From: CN, Delivers by Japan Post” のような表示もあります。これは発送は中国だが最終区間だけ日本の配送会社が担当する “国内配送” パターン。発送元が日本倉庫でない場合は、完全な国内発送とは別物なので注意しましょう。
国内発送のメリットを徹底解説
Temuで “国内発送” のラベルが付いた商品を選ぶと、配送スピード・コスト・手続き面でさまざまなメリットがあります。ここでは代表的な3大メリットを掘り下げます。
メリット①:配送スピードが圧倒的に早い
国内倉庫→佐川急便・ヤマト運輸などの宅配網に直結するため、注文から最短2~4営業日で到着。海外発送(平均7~15日)と比べると、ストレスなく受け取れます。
追跡番号は日本国内で即反映
国内発送の場合、出荷時点で日本の配送会社の追跡番号が発行されるので、追跡サイトでリアルタイム確認が可能。海外区間の “動きがないステータス地獄” を回避できます。
メリット②:関税&通関トラブルがほぼゼロ
国内倉庫品は通関済みの商品を日本国内から発送しているため、関税・消費税があとから請求される心配がありません。払うのは表示価格+送料だけ。
関税ラインを気にせずまとめ買いできる
海外発送では16,666円超で関税(実務上の免税ライン)を意識する必要がありますが、国内発送なら金額を気にせずまとめ買いできるのが嬉しいポイント。
メリット③:返品・返金プロセスがスムーズ
Temuは「30日間返品無料」を掲げていますが、国内発送の商品は返送先も日本国内倉庫になるケースが多く、送料着払いでOKという事例も。海外返送に比べて手間もコストも大幅ダウンです。
問い合わせ〜返金完了まで最短3営業日
編集部テストでは、国内倉庫品の不良交換を申請したところ、2日で返金+再発送が完了。チャットサポートも日本語でスムーズでした。
盲点!国内発送でも注意したい3つのポイント
Temuの国内発送は便利ですが、「全部国内から届く」わけではない点をはじめ、知っておくべき落とし穴もあります。ここでは体験談とFAQをもとに、見落としやすい注意点を3つに絞って解説します。
ポイント①:全商品が対象ではない
国内発送ラベルが付くのは一部カテゴリ・一部在庫だけ。同じ商品ページでもカラーやサイズ違いで発送元が変わることがあるので要チェックです。
商品ページの「発送元」を必ず確認
商品名の下に “Ships From: Japan” と明記されていれば国内倉庫。
“Ships From: CN” や “Ships From: Global” の場合は海外発送なので、購入前に見落とさないようにしましょう。
ポイント②:送料・クーポン条件は日替わり
Temuは送料無料ラインや割引クーポンが毎週変動します。国内発送品でも購入金額が送料条件を下回ると、有料(330円など)になることも。
キャンペーンバナーを毎回チェック
トップページ上部に表示される「送料無料条件」バナーは要確認。
例:『本日23:59まで2,000円以上で送料無料』 など日替わりなので、カートに入れたまま翌日に持ち越すと送料が発生するケースがあります。
ポイント③:在庫切れ時は自動的に海外倉庫へ切替え
国内倉庫の在庫がなくなると、同じ商品でも発送元が海外に変更されることがあります。発送ステータスが変わった後に気付くと、到着遅延や関税負担の可能性が。
カート画面で最終チェック&メール通知に注意
決済前のカート画面右側に発送元が表示されます。レジに進む前に「Japan」のままか要確認。また、在庫切れで発送元が変わった場合はTemuからメール通知が届くため、必ず開封して変更可否を確認しましょう。
Temuで国内発送の商品を見分けるコツ
「国内発送」のラベルが付いた商品はまだ限定的ですが、ポイントを押さえれば狙って探すことが可能です。ここではたった5つのチェックポイントに絞ってわかりやすく紹介します。
PC版:検索フィルター「Ships From」をJapanに設定
ブラウザ版Temuなら、商品一覧ページ左側のフィルターパネルで「Ships From → Japan」を選択。これだけで国内倉庫から出荷されるアイテムだけを絞り込めます。
アプリ版:商品ページの「倉庫情報」アイコンを確認
アプリでは商品画像の下に「発送元:Japan」やトラックアイコンが表示されます。カラーやサイズを変更すると発送元が変わるケースもあるので、選択後に再チェックしましょう。
カート画面で最終確認する裏ワザ
「編集中のカート」画面右側に表示される発送元表示はリアルタイムで更新されます。会計に進む前に Japan のままか必ず確認すると安心。
商品レビュー欄で発送元をチェック
レビュー欄には「到着まで◯日」「国内便で届いた」などの記載が多数。実際に国内発送だったかどうか、口コミで裏付けが取れるので参考になります。
セールバナー「国内発送セレクション」を活用
トップページやタイムセール欄に「国内発送セレクション」「Japan Warehouse」といった特集バナーが出ることがあります。リンク先はすべて国内発送品なので要チェックです。
送料・関税・追跡のリアルデータ
「国内発送」の速さとコストを数字で把握したい方向けに、編集部が同日・同額で国内発送品と海外発送品を注文し、到着までの実測を比較しました。
編集部テスト:国内発送と海外発送を同日購入して比較
到着日数・送料・関税の結果
発送元 | 到着日数 | 送料 | 関税 |
---|---|---|---|
国内倉庫 (Japan) | 4日 | ¥0 (プロモ中) | なし |
海外倉庫 (China) | 10日 | ¥0 (同条件) | ¥490 |
国内発送は4日で到着し、関税もゼロ。海外発送は10日かかり、関税が発生しました。配送番号は国内便が即日反映、海外便は日本側に引き継がれるまで3日ほど空白がありました。
送料チャート:購入金額別の無料ライン早見表
- ~¥2,999:送料¥330 (プロモ不適用時)
- ¥3,000以上:送料無料
- フラッシュセール中:条件が日替わり ※バナー要確認
送料無料ラインはタイムセールやクーポンで頻繁に変動します。購入前にトップページ上部バナーをチェックする習慣を付けましょう。
追跡ステータス13段階を簡単解説
- Order Placed (注文完了)
- Packed
- Shipped from Warehouse
- In Transit to Carrier
- Export Cleared (海外のみ)
- Arrived in Japan
- Import Cleared
- Handed to Domestic Carrier
- Out for Delivery
- Delivery Attempted
- Delivered
- Return Initiated (返品時)
- Return Completed
国内発送の場合はステータス5をスキップし、ステータス6以降が即日進むため、実際の動きが速く感じられます。
口コミ・開封レビューで検証!国内発送の実態
編集部テストだけでは不安…という方のために、SNSやレビュー投稿サイトから国内発送の商品だけを選別し、実体験ベースのコメントをカテゴリ別にまとめました。リアルな声をチェックして、購入前のイメージとギャップがないか確認しましょう。
家電ガジェット:梱包は丁寧、マニュアルは英語
- 到着まで: 3〜4日、佐川急便で届いた
- 梱包: エアキャップ+段ボールで問題なし
- 気になった点: 取扱説明書が英語のみだった
ガジェット類は日本倉庫でも英語・中国語マニュアルが多め。「説明書はネット検索で代用すればOK」という声が目立ちました。
ファッション:縫製は当たり外れ、タグは中国語表記
- 到着まで: 4日、ヤマト運輸のネコポス
- 良かった点: 送料ゼロで早い、畳みシワが少ない
- 残念ポイント: 糸処理が甘い商品あり、洗濯タグが中国語
衣類は「現物の色味が写真より暗い」「Mサイズは日本のSくらい」という声も。返品無料を活用してサイズ交換するケースが多いようです。
生活雑貨:国内発送でもメーカー箱が潰れていた例あり
- 到着まで: 3日、日本郵便ゆうパケット
- 良かった点: 関税なし、追跡が国内のみで安心
- 残念ポイント: 外箱が凹んでいたが中身は無事
「国内発送なのに外箱が潰れていた」という報告も少数ながら存在。ギフト用途なら商品レビューで梱包評価を確認しておくと安心です。
SNSまとめ:満足派と不満派の比率は約7:3
満足派: 「国内発送はAmazon感覚」「関税ゼロで助かる」
不満派: 「在庫切れで海外発送に切り替わった」「期待より質が低い」
全体的にはスピードと送料面の高評価が多く、「品質は価格相応」と割り切れるなら満足度高めという結論に。高級品や精密機器は慎重にレビューを読み込むのが吉です。

わたしも実際に国内発送の扇風機を購入したのですが、ボタンが押せないという不具合に遭遇。
サポートに連絡したら、元払いで送り返して、領収書を送ってくださいと言われました。
商品到着後、商品代金がショップから返金され、そのあとサポートから送料が返金されましたよ!
よくある質問 (FAQ)
Q1. 国内発送なのに関税を請求されたのはなぜ?
Temuの商品ページに「Ships From: Japan」と明記されていれば関税は基本かかりません。ただし、同一カートに海外発送品が混在している場合や、合計金額が税関の判断基準を超えた場合は、通関時にまとめて課税されることがあります。カートを分けるか、購入金額を¥16,666未満に抑えると安心です。
Q2. 送料無料ラインはどう変わる?
通常は「¥3,000以上で送料無料」ですが、フラッシュセールやクーポンで日替わりになることがあります。トップページ上部のバナーを確認し、条件が良いタイミングでまとめ買いするのがおすすめ。
Q3. 返品送料は誰が負担する?
国内発送品は、初期不良・サイズ違いなどの初回返品に限り、Temu負担の「着払いラベル」が発行されるケースが多いです。海外発送品や2回目以降の返品は自己負担になることがあるため、チャットサポートで事前確認を。
Q4. 佐川・ヤマト以外で届くことはある?
国内発送品の主な配送会社は佐川急便とヤマト運輸ですが、日本郵便 (ゆうパケット) や 西濃運輸 になるケースも報告されています。商品ページや発送通知メールに記載される追跡番号を使えば、配送会社が異なってもリアルタイムで確認可能です。
Q5. 注文後に発送元が海外へ変わることは?
はい、国内倉庫の在庫が完売すると、自動で海外倉庫へ切り替わる場合があります。その際はTemuからメールまたはアプリ通知が届きます。「配送が遅れてもOK」ならそのまま、「急ぎならキャンセル」する選択肢が提示されるので、通知は必ず確認しましょう。
まとめ:Temuの国内発送は「速さと安心」で選ぶべき
Temuの国内発送は、最短4日で届くスピード感と関税ゼロの安心感が魅力です。海外発送に比べて送料条件や返品手続きもシンプルなので、「早く・確実に受け取りたい」人には大きなメリットがあります。
- チェック1:商品ページの「Ships From: Japan」を確認
- チェック2:カート画面で発送元がJapanのままか最終確認
- チェック3:送料無料ラインとクーポン条件を購入前に確認
一方、国内発送はまだ一部在庫のみのため、在庫切れで自動的に海外発送へ切り替わるケースもあります。通知メールの見落としや関税ライン超過に注意すれば、大きなトラブルは避けられるでしょう。
「届くのが遅い」「通関で止まったら面倒」と感じてTemuを避けていた方も、国内発送をうまく活用すれば、Amazon感覚でプチプラ海外アイテムを楽しめます。ぜひ今回のチェックリストを参考に、上手にショッピングを楽しんでみてください!